個別支援学級に移ります
6月中旬に個別支援学級の見学に行きましたが
その後のことを書きたいと思います。
発達障害ASDの娘
発達障害、ASD(自閉スペクトラム症)であり
IQが定型発達と呼ばれる子たちと知的障害の丁度境目の
境界知能という位置にいる5年生の上の娘です。
1年生から5年生の今まで、普通級で過ごしてきました。
行動がゆっくりなので普通級では周りのお友達に着いていくのがやっとだったり
問題行動が時々出てしまったり。
それでも普通にできることもある。
ずっと今まで「普通級で良いのか、個別級がいいのか。」悩んできました。
そしてついに5年生の6月に入って個別級に入る方向で娘や父と母、学校で動き始めました。
前回、個別級に母と娘2人で見学に行きました。
最初の動きはこちら↓に書いてあります。
個別支援学級に移籍
先日、引き取り訓練があり災害時などに
先生と保護者との間で子供たちの引き渡しの確認を行う訓練をしました。
名簿に引き受けのサインをしている途中に担任の先生から
「〇〇さん、今日夕方お電話します。」と言われました。
「は、はい。」
引き取り訓練って昨年はいかにも訓練って感じで緊迫感があったのですけど
突然訓練以外の話を振られたのでちょっと驚いてしまいました(;^ω^)
最近、娘の眉間にニキビが増えてきてしまい夕方皮膚科に行く予定だったので
「16時頃ならいます。」と伝えたところほぼ16時になって電話が鳴りました。
個別級に初めて見学に行った時はお試しだったので4時間目までだったのですが
次回は6時間目までいて給食も個別級で食べて・・・なんて先生からお話があったので
そのことかなぁ~なんて思っていたんです。
ところが電話の内容はと言うと個別支援学級に正式に移ることが決定したとのことでした。
えっ?いきなり!?
確かにいつだったか担任の先生には「両親と娘と話をして個別級に行きたい方向で話をしている。」
と電話で伝えはしました。
だけど普通級から個別級の切り替えは年度ごとと聞いていたし
そんなすぐには無理なんだろうなぁと思っていました。
話を詳しく聞いてみると何だかおおごとになっていたんです(@_@)
校長先生、副校長先生、専任の先生、個別級の先生、担任の先生で
娘のための会議が行われたそうなんです。
後で娘にそのことを話したら
昨日の放課後、いつものように最後まで教室に残って帰りの支度をしていたところ
教室に内線がかかって来たそうなのです。
担任の先生が電話で話を終えた後、娘に
「あなたのための緊急会議ですよ、早く帰りなさい。」と言い
急いで娘をいつものように昇降口まで送り届け
小走りで担任の先生が校長室に向かったのだそうです。
恐らく担任の先生が娘のいつもの様子などを伝えてくれたのでしょう。
お友達の中に上手く入って行かれなかったり勉強について行かれなかったり。
授業がつまらないので以前より眠ってしまう時間が増えてしまったり。
行動面もゆっくりなので周りの子より遅れてしまいます。
その他にも色々とあるんですけど。
そんな色々なことが重なって
「学校に行きたくない。」と最近始まってしまったのです。
担任の先生は
「せっかくここまで学校に通えていたのにもったいない、何とかしてあげたいです。」
と言ってくれていました。
早くに助けてあげようと言う緊急措置を学校側で取ってくれたのです。
不登校になってからでは娘が一番つらい思いをすることもあるでしょうし
親や先生もそこから手を差し伸べるにもすごく力が必要になると思うんです。
学校に何とか来られているうちに過ごしやすい環境を作ってあげたいという
先生方の思いがすごく伝わってきました。
年度の途中なのでいきなり個別級に移籍することはできないため
その応急措置として週1回、個別級に行かせてもらえることになったのです。
そして元々、勉強のサポートとして2年生から利用していた週1回、
一時間だけ取り出し授業をしてもらっていたのでそちらも活用させてもらい
何とか個別での支援時間を増やして1週間を過ごすことになりました。
何だか正直、「ああ、救われた~。」と私、思いました。
今までず~っとず~っと娘のことで悩んできたんです。
娘のこと、本当はもっと「助けてもらいたい。」
でも、普通級にいる限りは担任の先生にも限界がありますし。
だからと言って娘のような子が個別級で支援を受ける程ではないのではないかと
ずっと思っていました。
境界知能であり、特性を持った人ってすごく生き辛いんです。
『どちらでもない』ってことは娘の居場所はどこにあるのでしょう。
時々、悲しくなることがありました。私母は何度、涙してきたことか。
でも娘一人のことに向き合って学校でのトップ会談(*^。^*)をしてもらいました。
嬉しいです。
正式に個別級に入ったからと言ってここで悩みが完全に消えるわけではありません。
でも少なくとも娘と父母の中で思えば乳幼児期の頃から特性があり
ずっとモヤモヤしていたものから少し明るい場所へ
出ることができたのではないかと思います。
支えてくださる先生にとても感謝しています。ありがとうございます(⌒∇⌒)