発達障害の娘、友達を叩く
一昨日のこと、娘がいつものように学校から帰宅すると
何だか様子が変??
見た目は普通だけれどやはり何かが違うことにピンと着てしまう母。
友達を叩いた
平日の14時半頃はいつもバタバタとしています。
幼稚園のお迎えに行き持って帰ってきた物の片付けや
娘の世話などで家の中を動き回っていると
次に学校から上の娘が帰ってきます。
ここで心がけていることはできる限り玄関まで出て行ってやること。
娘が今日の学校がどうだったかを聞き出すためなんですけど。
娘の目を見ると何となくまつ毛にキラリと光るものが見えました。
ん?これはさっき泣いてたな・・・
真っ先に玄関から上がらせ、温かいエアコンの部屋に移動させます。
「どうした?学校で何かあった?」
すると、娘は無言で涙を流し始めます。
やっぱりね。
でも何度も「どうしたの?」と聞いても話してくれないんです。
とにかく時間をかけて娘を落ち着かせます。
しばらく経った時やっとの思いで口を開き
「○○ちゃんをね、叩いた。」
「そうか、叩いちゃったか~。」と私。
叩いた理由を聞いてみると
「いつもね、私、にゃ~にゃ~するでしょ?でもその時はそんな気分じゃなかったから
イライラして叩いたの。」
と言うのです。
因みに『にゃ~にゃ~』と言うのは
自分がリラックスしている時や心を許している人にやる娘の態度のことです。
猫が好きでよく猫の真似をするのです。
例えば、家にいる時などで
「今日のご飯は納豆で良い?」
「にゃ~。」
「ポテトには海苔はかけるの?」
「にゃ~。」
そして人恋しくなると猫真似をしながらスリスリとしてきたり😅
まぁ完全におふざけでやってるんですけどね(;^ω^)
前世は猫だったんじゃないかと思うくらいすごくよく似ているんです(^^;
それをどうやら心を開いたお友達にもやっているそうなのです。
ところがいつものようにお友達が
「○○ちゃん、にゃ~にゃ~。」と言ったのですが
いつもならそれにつられて応えるのですが
「イライラしていてそれどころじゃない!」と言い叩いてしまったそうなのです。
そしてその後、娘が廊下で泣いているのを見かけた
隣のクラスの女の先生にどうしたのかと話しかけられたのですが
理由は言わず・・・
担任の先生に引き渡すものの担任の先生にも訳を言わず。
そのまま帰りの支度になり、一人で帰宅したと言うわけです。
やはり書写の授業
娘は3年生になってから始まった書写の授業が苦手です。
最初は書写の先生が厳しいことが原因だったのですが
今は準備から片付けまでの工程が長いことに疲れてイライラしてしまうらしいです。
5時間目の書写に向けて昼休みにイヤで泣いていたこともあったそうで
そこからは担任の先生に準備、片付けを手伝ってもらったり
書写の先生も優しく、時には大袈裟に褒めてくれるようになりました。
そうそう、発達障害の娘はこう言う複雑な工程が苦手なんです。
なのでやはり最初から最後まで全部自分でやるのではなく
誰かに補助をしてもらうことが必要なんです。
何らかのトラブルを起こして泣いて帰ってくる日は決まって
5時間目の書写があった日なんですよね~。
今回は、マスクと顔に墨がついており
手も最後に洗わないで帰ってきたんです。
娘がお友達を叩いてしまった理由が私にはわかりました。
ようするに、書写の授業でいっぱいいっぱいになり疲れ切っていたところに
お友達が楽しそうに「にゃ~にゃ~。」と言ったのでイライラしてしまったのです。
これもまた猫の特性にそっくり。
気分が乗らない時はプイッ!としてしまうのです。
娘に、何故イライラしていたのかと聞いたのですが
もう聞き出している時点で頭の整理が付いていないので
「わからない。」との一点張りなんです。
でも私が「もしかして書写で疲れてたんじゃない?」と言ってみると
「そうかもしれない。」と言います。
他にも何か嫌なことがあったのか色々聞いてみたのですが
特にはなかったみたいなので手を洗って帰ってこなかったのを見ると
恐らくは書写が原因なのでしょう。
泣く理由はわかっている。先生に電話。
娘が泣いて帰ってきた理由。
お友達を衝動的に叩いてしまって申し訳なかった気持ちと
自分がイライラしてコントロールできなかったこと。
発達障害があるとは言うもののグレーゾーンなので
成長と共に少しずつ周りの人の気持ちや自分の気持ちを
理解できるようになってきています。
悪いことをした自覚はあるのです。
ただどうしても自分の感情を上手くコントロールできずに
思わずお友達に手を出してしまった。
娘の心の中はごちゃごちゃになってしまったのでしょうね~。
ひとまずこれは先生に報告しなくてはいけません。
娘は最初、「恥ずかしいから言わないで。」と言ったのですが
やはりお友達との関係があるし
学校で起こった出来事なので先生にきちんと対処してもらった方が良いと思い
娘を何とか説得して電話をしました。
電話をしたところたまたまその日は夕方から担任の先生は出張に出てしまっていました。
事務の方が「明日でも良いですか?」と言うので
「お友達とのトラブルなので出来れば今日報告したかったんですけど。」
と私が話すと学年主任の先生を出していただきました。
学年主任と言うと娘が1年の頃に児童専任と言って
親と子供が学校での困りごとなどに相談に乗ってくださり担任との架け橋になってくれる
先生なのです。
よく相談させてもらったことがあります。
その先生なら話が早い。娘の特性もよくわかってくださっている。
家で娘と話した一部始終を言ったところ
実は廊下で娘を教室に促した先生はその先生だったのです。
それなら尚更状況がわかってくださっている。
運が良いですね!
「あの時泣いていたのはきっとそのことだったのですね。
わかりました、担任に明日の朝伝えておきます。」
と言っていただき電話を切りました。
学校、行きたくない。
夜寝る前
「明日学校行きたくないな~。」とボソッと言う娘なのでした。
「大丈夫だよ~、先生もお友達とお話するから。」
と言って何とか寝かせたのですが
次の日の朝
何だか気持ちが重そう・・・
時間が段々なくなってくるしこれでは遅刻だわ(;’∀’)
いつもの通り急かすこともちょっと難しいかな。
と言うわけで娘に提案しました。
「○○ちゃん(妹)を幼稚園に送りに行くからその後
学校に一緒に送って行ってあげるけどそれなら学校行けそう?」と言うと
「うん、行く。」と言います。
よし、決まった!!
となると幼稚園の時間まではまだ1時間もあります。
時間に余裕があればいつものんびり屋の上の娘の気持ちも
少しはゆったりとするでしょう。
早速、先生に連絡をしました。
その日は1~2時間目はたまたま交換授業と言って担任の先生が
他のクラスに教えに行っていない日なのでした。
でもその代わり、学年主任の先生が娘のクラスに来ます。
事情がわかっている先生でとても好都合でした。
学校は幼稚園の延長線上にあるので下の娘を幼稚園の門まで送り
その後、目の前の学校まで送り届けます。
廊下で迎えてくれた学年主任の先生が
「○○ちゃん、学校来られたね。」と優しく声をかけてくださいました。
ああ、きっともう娘は大丈夫。
学年主任の先生に引き渡した時にちょっとホッとしました。
ここまで来るのに昨日から母は内心、ドキドキしていました。
こういう時、
ああ~私、母親やってる!と思うのです(;^ω^)
いつも手探りな子育てで自信がなかったりイライラしたり
上手くいくことばかりではありません。
こうやって学校でトラブルが起きた時どうやって対処したら良いんだろうと
毎回悩むんです。
娘の小学校の先生たちはよくやってくださる方が多いので
とても助かります。
いつもの娘の姿
6年生が個人面談中なので時短で帰ってくるはずなのですが
いつもの時間になっても帰ってこない・・・
と思いながら家の前の道路で下の娘と遊んでいたところ
背後から笑い声が聞こえました。
「あっ!お姉ちゃん!」
見えたのはいつものおちゃらけた上の娘がいました。
もうその姿を見ただけで
学校で解決してきたな。と思いました。
「もうね、1時間目終わった時に仲直りしたよ。」
だそうです😁
先生は2時間目が終わって中休みにお話しすると言っていたのですが
その前に自分たちで解決したのですね。
でも先生は「ごめんねの気持ちはきちんと言葉で伝えた方が良い。」
と娘に話したそうです。
ところがなかなか恥ずかしくて言えないようなのです。
と言うわけで先生からの提案が
いつも使っているタブレットにお手紙を書いて
それを先生が印刷して渡す。
と言うことでした。
早速、家に帰ってきて私と文章を相談して書き先生に送りました。
今の時代って便利ですよね~。
そうやって学校と家とのやりとりが一瞬でできるんですから。
きっと今日、先生は印刷してくれて
それを娘がお友達に直接渡していることでしょう。
ああ~、しかし疲れたよ~母(o^―^o)ニコ
でも、一番頑張ったのは娘です。
母と先生は娘のお手伝いをちょっとしただけなのです。
こうして少しずつ娘が自信を持ち、成長して行ってくれると良いなと思います。